(A・Y)

「お前から言えよ〜。」

 

「なんで、俺から・・・・・・」

 

「一番誕生日が遅いからだよ。」

 

「・・・・・・だって俺、誕生日3月31日だよ・・・・。」

 

「お前、俺たちと同じ学年なのが奇跡だな。」

 

「危なかったよ。」

 

「ていうことで、早く言え。」

 

「なんで今更、好きな人なんて聞くのさぁ・・・・・・」

 

「よく言うじゃん、人間は生まれながら知ることを欲すると。」

 

「それトリビアの泉の冒頭パクッたよね。」

 

「俺がパクッたんじゃない、あっちが俺にパクられたんだよ。」

 

「言い逃れだよ。」

 

「うるさいうるさーい、早く言えーーーー。」

 

「僕が言ったら、そっちも言ってくれるんでしょ?」

 

「あたったたたったたりまえじゃないか。」

 

「もーう、しょうがないなぁ・・・・・・・」

 

「じゃぁ最初はクラスだけでいいぞ。」

 

「あのー、僕5組の子が好きなんだ。」

 

「うっっっっっそ!?」

 

「なに、どうかした?」

 

(やべぇ・・・・俺も5組だよ・・・・)

 

「ん・・?何か言った?」

 

「いえいえなんでもございませんよーほほほほ。」

 

「んで、名前も言えばいいの?」

 

「うn・・・・・っぁぁあ、ちょっとまて!!」   (ここでもしかぶったらどうする、後攻の俺が確実に不利!)

 

「んとねぇ・・・・・」

 

「あっぁ、ちょっと待て、いきなりはちょっとあれだからイニシャルで言ってくれ。」

 

「えーっと・・・・・・A・Yかな・・・・・・」

 

(A・Y!?  そんなやついったっけ・・・・・・っは、もしや

 

 

A  ・  Y 

晶子・与謝野

 

  

 

 

与謝野晶子!!!?!?

 

 

 

おま、与謝野晶子って・・・・文学界のカリスマみたいなもんじゃねぇーか。

っは!! そういえばお前いつも本読んでるし、なんか髪をいつも気にしている。

まさに「みだれ髪」 お前はもう与謝野晶子の魅力に取り付かれてる!!!)

 

 

 

「な・・・なに興奮してんの・・・・・?」

  

「いや、別になんでもねぇーよ。」

 

「でもなんか・・・・・・」

 

「ほんとなんでもねぇーって。俺も言えばいいよな?」

 

「う・・うん。」

 

「あのー俺は5組の、山田愛子ちゃんが好きなんだ。」

 

「ぁ」

 

「なに、ぁ、って。」

 

「それさー僕と、一緒なんだよねー。」

 

「ふーん・・・・・馬路で!?

 

「ていうかピタリ賞だよ。」

 

「おまえ・・・・・・・好きな人、与謝野晶子じゃなかったの!?」

 

 

 

 

なんで!?

 

 

  

 

「いや、A・Yだからさ。晶子、与謝野かなぁーって。」

 

「なんで与謝野晶子なの、ていうか歴史上の人物でしょ!?」

 

「そっかぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハァ・・・・・・・。」

 

   

 

 

 

「でも、与謝野晶子も嫌いじゃないよ。」

  

「やっぱり!?」

  

「うん、結構そぼくにカメラ目線のとことか。」

 

「ぁー分かる分かる。」

 

「ていうかもう、好きな人とか

 

 

 

与謝野晶子でいいよ!」

 

 

  

 

それこそなんで!?


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